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健康コラム
第二十三回 「情報との賢い付き合い方」(2014年11月)

 今回は、「情報」との付き合い方についてお伝えします。201411_IMU1.jpg

情報化社会という言葉が広く普及されてから20年以上がたとうとしています。

私たちは様々な方法で、様々な種類の情報を手にすることができます。そうやって便利になった分、その危険性も知り自分の身を守る必要があります。

皆さんは情報を得る手段というと、どのようなものを思い浮かべるでしょうか。新聞、書籍、町内掲示板、TV(ニュース番組など)、ラジオ・・・。これらは昭和初期にはすでに身近なものとしてありました。それに加えて、近年では家庭用パソコンの普及とインターネット技術の発展があり、情報を得る手段が飛躍的に増加しました。総務省通信利用動向調査によると、平成25年度のインターネット利用者数は1億44万人、6歳以上の国民の82.8%が何らかのインターネットを利用しています。

ではどのような危険性があるのでしょうか。まず最初に情報の真偽についてです。情報を得る手段が増加したということは、情報を発信する手段もまた増加したということです。そのため、間違った情報も正しい情報のように発信されています。TwitterやfacebookのようなSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)では、自分の手元に届いた情報を確認せずに、別の人に届けることができます。これらは人の口から口へ伝わっていく噂や流言、デマといったものと同様ですが、一度に広範囲、短時間で伝わるという特徴があります。東日本大震災時に、SNSを通して流れたデマは記憶に新しいことでしょう。人々が不安を感じやすい時、情報不足の時ほど噂は流れやすいと言われています。自分の手元にきた情報が本当に正しいのか、誰が最初に言い出したことなのか(出典とかソースなどとも言います)を、次の人に回す前に、確認しましょう。

次に、受け取り方の問題があります。インターネットを通した情報はほとんどが、バーバルコミュニケーションです。バーバルコミュニケーションとは、会話や文字、印刷物などの言語を介したものを指します。顔の表情や声の大きさ、視線、身振り手振りなどはノンバーバルコミュニケーション(非言語的コミュニケーション)です。テレビ電話と一般的な電話では、テレビ電話の方が相手に好意を感じやすいという実験があります。テレビ電話では相手の表情や手振り身振りが分かり、電話よりも相手の考えを推測する手がかりが増えます。そのため、インターネットのページで文章のみ読むといった少ない手がかりの時は、受け取り方に注意が必要です。自分がそれを見て例えば怒りや不安、恐怖を感じたとしましょう。それらは本当に、相手の意図を正確に反映しているでしょうか。誤解して受け取っている可能性も大いにあります。

最後に、自分が意識せず情報を発信してしまうという危険性です。例えばある街並みの写真を撮り、それをSNSに掲載したとしましょう。あなたが発信したかった、美しい街並みであるという情報のほかに、個人情報が発信されてしまう危険性があります。例えば、写真に付随される位置情報、日時によってあなたがどこに住んでいるのかが分かります。その写真に誰か別の第3者が映っていた場合はその人がその場所にいたということが分かってしまいます。それらの情報を寄せ集め、あなたの住居、生活パタン、誕生日、あるいは出身地、出身校などがインターネット上に流れてしまう可能性があります。何気なく発信している情報に個人情報が含まれていないか、確かめてから投稿するようにしましょう。

このように、危険性は無数にあります。しかし、前回の健康コラム「SNSについて~人とのつながりの形~」で取り上げたように、良い点もあります。大切なのは、危険性を知りどう使うのか考えながら付き合っていくことです。

参考:総務省通信利用動向調査 http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/field/tsuushin01.html

A.N.ジョインソン 著 (2004).インターネットにおける行動と心理-バーチャルと現実のはざまで- 北大路書房

川上善郎 著 (1997).セレクション社会心理学-16 うわさが走る-情報伝播の社会心理- サイエンス社