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健康コラム
第四十回 「熊本地震による影響」(2016年4月)

4月14日、16日に熊本県、大分県で熊本地震が発生し、それに関する報道が連日続いています。現地の方々は眠れない日々を過ごされていることでしょう。亡くなられた方にはご冥福をお祈りいたします。 

東日本大震災から5年が過ぎた時に、遠く離れた地で起こった震災ではありますが、今回の地震で多かれ少なかれ影響を受けることが考えられます。その理由は、自分の身に直接関連のない出来事でも、以前の体験を思いだし心とからだがしんどくなる可能性があるからです。 

例えば、次のようなことが起こる可能性があります。熊本地震の報道をきっかけに寝付きにくくなる、食欲がなくなる、少しの揺れや物音に敏感になるなどの反応は、「過覚醒」と言われる症状で、五感や身体の感覚が過敏になることで危険に備えようとする状態です。また、過度に関連した情報に接することを避けるとか、外出したくなくなるという回避反応や、報道を見ても何も感じないという麻痺反応も起こるかもしれません。 

これらのことは、身体が自分自身を守ろうとする自然な反応です。こうした身体からのサインに注意してみてください。そして、このようなサインが見られたらすこし新聞やTV、インターネットから離れ、ふだんの生活を送るよう心がけることもよいでしょう。眠れないならば、無理に眠ろうとする必要はありません。好きな音楽を聞いたり、ゆっくり入浴したりして自分をいたわるようにしてみてください。 

自分は、被災された方に何もできないとか、こんな時に笑っている自分はなんてひどい人だと自分を責める気持ちも浮かんでくるかもしれませんし、何かしなければいけないという焦りの気持ちが出てくるかもしれません。焦っている自分に気づいたら一度立ち止まって深呼吸してください。そして本当に自分が無理なく出来ることから始めましょう。それは今一度自宅の防災を見直すことかもしれませんし、今日の夕食をつくることかもしれません。 

最後に、これらのことが続いたり、強すぎる反応が出たりした場合は、あなた自身の心をケアする必要があるということです。周囲の人に相談したり、医療機関やカウンセリングといった専門家の力を借りることも考えてみてください。