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健康コラム
第三十八回 「春は出逢いと別れと、そして疲れの季節です」(2016年2月)

   卒業・入学・入社・異動、別れと出会いの季節の春がそこまで来ています。この春、新生活を迎え、変化のスタート地点に立つ方もいらっしゃることでしょう。ところが人間は変化をあまり好まない生き物でもあります。例え喜ばしい変化であっても、実はストレスがあって後でどっと疲れる、そんなことも多々起こりえます。

  そこでそんな春を前に、Holmes&Raheが提唱した「社会的再適応尺度」をご紹介します。これは私たちの生活内に起こる43種の状況とその負担度がまとめられたものです。以下に、その中から新生活に伴って生じうる状況15項目を抽出してみました。カッコ内の点数はその負担の高さと考えてください。

 ① 夫婦が別居して生活するようになった(65点)  ② 退職(45点)  ③ 仕事の変化(39点)  ④ 転職(36点)  ⑤ 仕事での責任の変化(29点)  ⑥ 子どもが家を出る(29点)  ⑦ 本人の修学・卒業・退学(26点)  ⑧ 生活における諸要素の変化(25点)  ⑨ 習慣の変更(24点)  ⑩ 労働上の条件の変化(20点) ⑪ 転居(20点)  ⑫ 転校(20点)  ⑬ 趣味・余暇の変化(19点)  ⑭ 仕事以外に行なっている社会活動の変化(18点)  ⑮ 食生活の変化(15点)

  Holmesらは1年間に体験した項目の点数を加算し、150点以下なら30%、150〜300点なら53%、300点以上なら80%以上が、その後、健康障害を起こす可能性があると報告しています。したがって、「異動で単身赴任生活」になったとすると、①65点+③39点+⑧25点+⑨24点+⑩20点+⑪20点+⑮15点の計208点となります。「希望した転職」であっても②45点+③39点+④36点+⑩20点で140点、これに通勤時間が倍になったなどの変化があれば+⑨24点で164点、喜ばしい変化であったとしてもこれだけの負担はあるわけです。

  このように、環境の変化は大きな負担を伴います。どこに何があるかも知らない町での生活、新しいお店での買い物、人に頼りたくても知っている人がいない、 ひとつひとつは新生活の当たり前の(小さな)変化であっても、積もり積もれば、当然、心身への負担となるのです。

  さて、新生活を始められる方。最低3ヶ月は負担があるもの、あって当たり前と認識して生活して下さい。「どうして?」という明確な原因はないのです。新しいことをしている、それだけでストレス(負荷)なのです。そして、いつもの自分とちょっと違うな、ストレスがあるのかなと感じたら、黄色信号です。ここで黄色信号を赤信号にしないための、新生活ストレスを乗り越えるポイントを3つご紹介します。

1.焦らず、時間が解決するのを待つ。

2.自身に過度なプレッシャーをかけない。周囲の人に頼る。

3.趣味や休養でリフレッシュする。

  そして、新生活をしている方が近くにいらっしゃる方。新生活を始めるその大変さを想像して、新しい仲間に声をかけて下さい。笑顔の挨拶、それだけで人間はほっとします。当事者一人ではどうにもならないこともあるのです。

  コミュニティーが気持ちよく存在するために必要なのは、そこにいる人たちの良い心身の状態です。自分も大事に、周りも大事に生活する、みんなで支え合って毎日を重ねていきましょう。