menu001.jpg
005.jpg
menu003.jpg
menu004.jpg
menu005.jpg
banner_001.jpg
iwaki_shakyo.jpg
npo-fukushinetiwaki.jpg
banner_002.jpg
banner_003.jpg
banner_004.jpg
banner_005.jpg
banner_006.jpg
banner_007.jpg
banner_20121114.jpg
file.png
健康コラム
第三十六回 「問題解決の方法」(2015年12月)

  日常生活に問題はつきものです。人は、子どもが朝起きないというような日常の問題から、失業の危機といった大きな問題まで、実に様々な問題を抱えて生活していると言えます。そして普段は、それらの問題を自分なりのやり方で次々に解決しながら生活しているでしょう。しかし、問題が大きくなりすぎたり、一度に多くの問題を抱えたり、自分の気持ちが不安定になったりして、普段通りには解決できないときのために、今回は問題解決の方法を整理します。

 

①問題を認識する

  当たり前のことだと思われるかもしれませんが、問題を正しく認識するところから問題解決は始まります。「子どもが朝起きない」のは、前日の夜更かしが問題なのか、学校に行きたくない理由(いじめやテスト)があるのか、それとも子どもを怒ってしまう自分をなんとかしたいのか。同じことで悩んでいるようでも、その中には様々な要素が含まれています。抱えている問題を具体的にリストにしてみましょう。

 

②問題を選び、明確にする

  リストにしたら、その中から手始めに取り組むものを選んでみましょう。自分だけで解決できそうな取り組みやすいものから始めると、解決がしやすくなります。重要な問題から始めると、変化がはっきりとわかります。もしも、「学校でいじめにあっていて自殺の危険性がある」というような緊急の問題があるのならば、それは最優先で解決しましょう。そして、選んだ問題を具体的に調べていきましょう。いつから、どの程度、どこで起こる問題か、誰が関わっているのか、これまでにどんな解決方法を試したのか、またそれらは上手くいったのかどうかなどを書き出してみましょう。例えば、「朝起きない子どもを怒ってしまう自分」を選んだとしたら、「半年前から、週に4回ほど、子どもの部屋で、子どもに対して怒ってしまう。怒鳴りちらし、手で引っ張って無理に起こそうとするが、うまくいったためしがない。起こさなければ、起きてこず学校を休んだこともある」とメモには書かれるでしょう。

 

③ブレーンストーミング

  次は、可能な解決策を編み出す作業です。ブレーンストーミングとは、できる限り多くの問題解決法を思いつくようにすることです。大事なことは、この段階ではその解決策はできそうかどうか、現実的かどうかは置いておくことです。リラックスして頭に浮かんだことを全て書き出しましょう。例えば、「今よりも1時間前に声をかける、走り回る目覚まし時計を買う、学校を辞める、起こしに行く役割を別の家族にお願いする、カーテンを開ける、もしかすると低血圧かもしれないから病院を受診するなど」

 

④可能性を絞る

  いよいよ何をやるか決める段階です。③で出てきたアイデアからやれそうなもの、役に立ちそうなものを選んでいきます。非現実的なものはすぐに取り除きましょう。頼める別の人がいないかもしれません。1時間前に声をかけて起きる可能性はどれくらいでしょうか。可能性が低ければこれも役に立つとは言えません。こうやって可能性を絞っていきます。

 

⑤行動計画を立てて、実行するNo.36.png

  いよいよ実行です。必要なものを準備し、解決策を試す順番と日程を決め、実行します。実行したあとは、それがうまくいったかどうか、うまくいかなければ改善方法を考えましょう。

  こうやって並べると、大変な様ですが、うまくいっているときにはこれらのことを頭の中で自然とやっていると思います。それがうまくいかなくなったら書き出したり、振り返って考える手掛かりにしてみてはいかがでしょうか。

 

参考

金剛出版 ジョナサン・S・アブラモウィッツ(2014). ストレス低減ワークブック 認知行動療法理論に基づくストレス緩和自習書 プレッシャーを和らげ、関わりを改善し、葛藤を最小限にする単純な戦略