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健康コラム
第三十四回 「心の“デトックス”」(2015年10月)

  “デトックス”という言葉を、ある時期から耳にするようになりました。皆さんは聞いたことがありますか?この言葉は、正確には【detoxification:解毒、浄化】であり、“デトックス(detox)”というのは、その略語です。耳にし出した頃は、例えば、体にいいものを体内に取り入れたり、運動による発汗で老廃物を体外に出したり、という意味で有名になっていったように思いますが、最近は、「デジタルデトックス(インターネットやパソコンから離れて、デジタルなものへの過度な依存から脱する)」、「ソーシャルデトックス(ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルネットワーキングサービスの過度の利用で起こる疲労やストレスの解消のために、それらの利用を控える)」などという言葉も生まれてきたようです。

  さて、臨床心理士というのは、悩みを持った方のお話を聞くことを主な仕事としています。そして、お話をされた方からよく言われるのが「なんだか、話したらすっきりしました」という言葉です。お話に来た方のリップサービスもあるかもしれませんが、そうは言っても「話す」という行為は、心の中でモヤモヤしていたりグルグルと渦巻いていたりする不安、悲しみ、苦しみ、困惑、時に怒りなどのマイナスエネルギーを解放する作用があることは確かです。この作用は、心理学の分野では「カタルシス」と言うギリシャ語で「浄化」や「排泄」の意味をもつ言葉で表されます。そう、心の中のマイナスエネルギーを「話す」ことで排出している、すなわち話をすることで「心のデトックス」をしているとも言えるのではないでしょうか。まずは話すことで少しでもすっきりしていただける、それはお話を聴く方としても嬉しいことです。

 ところで、「『心のデトックス』になりそうなことって他にあるのかな?」と探してみたら、いくつかありました。どれもいくつか種類がありましたが、一例をご紹介します。

 

「愚痴聞きボランティア」

・・・街角で愚痴を聞く活動をする僧侶の勉強をしている大学院生に話を聞いてもらえる。

  知人じゃないから話せることもありますよね。

 

「涙活(るいかつ)」 

・・・感情が揺さぶられる映画などを上映、参加者が泣いて感情を発散させるためのイベント。参加者は泣くために集まる。

  感情に繋がる涙を出すことで副交感神経が優位になる、すなわちリラックス状態になると考えられています。これは自宅でもできそうですね。

 

「ストレス発散バー」 

・・・売り物にならない陶器を投げて割ってストレスを発散させるバー。

  ストレス発散という意味では、カラオケでの熱唱や自然の中で大声を出すなんていうのもいいかもしれませんね。

 

  心の中に生まれるモヤモヤやグルグルと離れないマイナス感情は、時に私たちの心を蝕みます。そんなとき、話したり、泣いたり、「自分の素直な心を表現」することでマイナス感情を排出する、そんな安心できる場所や機会が、心を少し元気にしてくれるかもしれません。

 

<参考資料>

「社会や男女関係の愚痴拝聴 学生ら、京滋の路上で活動中」(京都新聞 2013年5月13日記事)

「週末は涙活」(毎日新聞 2013年3月25日記事)

「巻頭特集 ストレス解消!!〜心身を整える〜  泣いてストレス解消」 (日本経済新聞 2013年5月12日記事)