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健康コラム
第三十回 「“休脳”のススメ 〜最近ぼーっとしてますか?〜」(2015年6月)

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  スマートフォンやパソコンの普及により、いつでもどこでも誰かと繋がり、しかも早急にリアクションを求められる、情報過多かつ時間的切迫を感じざるを得ない現代人の毎日ですが、みなさん、脳を休めて、ぼーっとする時間はありますか?

 今回は、休息ならぬ“休脳”についてご紹介をしたいと思います。

 近年、脳神経科学の世界では、「脳を十分に働かせるためには、何もしない時間をつくることがいい」ということが明らかになってきました。何もしないと脳が働く?どういうことでしょう?

 人が1日につかうエネルギーの20%は脳の活動で消費します。しかも、その中で意識的に使っている分はほんのわずか、あとは脳が私たちの知らないところで何かをやってエネルギーを消費しているらしいのです。しかも、意識が何もしていないときに何かをしている脳の部位があること、さらにそれらがネットワークを作って活動していることもわかってきました。例えば、あるネットワークを形成している部位は「自己認識」「自伝的記憶」「社会的情動の処理」「創造力」などに関与しているらしいのです。

  詳しいことはまだ研究が進むのを待たねばならないようですが、情報を取り入れることをやめてぼーっとすることでこうした機能が活性化されているのなら、その時、脳は日々入ってくる膨大な情報を“勝手に”整理したり、“勝手に”私と向き合っていたり、“勝手に”何かを閃いているのかもしれません。

  サッカー日本代表の長谷部誠さんは、著書「心を整える〜勝利を手繰り寄せるための56の習慣」の最初の章で『意識して心を鎮める』を挙げています。「いかなる時も安定した心を備えることが、常に力と結果を出せる秘訣」という長谷部選手は、「ざわついた心を整え、新しい明日に向かう」ために、練習を終えるとベッドに横になり、テレビやラジオは消し、薄暗い部屋で天井を見つめるようにしばらく過ごすそうです。長谷部選手は「心」と表現していますが、彼が「心を鎮めている」とき、脳も「情報の整理活動やひらめき促進」を“勝手に”していて、「整理されて安定した脳」によって「常に力と結果を出す」パフォーマンスが生まれるのかもしれません。

  みなさんも脳に積極的に情報を入れずにゆっくり呼吸して過ごす時間を取る「休脳」タイムで、心も脳もリフレッシュして、新しい明日にむかってみませんか。

  

参考)「できる人はダラダラ上手」 アンドリュー・スマート 草思社

   「心を整える」 長谷部誠 幻冬舎

   「サイエンスZERO “ぼんやり”に潜む謎の脳活動」 NHK Eテレ 2014年6月22日放送