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健康コラム
第十二回 「年末年始とこころの健康」(2013年12月)

  「ホメオスタシス(恒常性)」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。ホメオスタシス(恒常性)とは、生物が持つ重要な性質のことで、外部の環境が変化しても、体内の状態を一定に保つ働きのことを指します。例えば、気温が変化しても体温が一定に保たれるのは、この恒常性のおかげです。

  このようにバランスのとれた状態に保つ働きは、身体の状態だけでなく、こころの状態にもあてはまります。私たちは、毎日の生活の中でいろいろな習慣があり、それにそって行動していることが多いと思います。朝起きる時間や食事の時間、仕事に行く時に通る道など、時間の使い方や道順など毎日繰り返すことは、知らず知らずのうちに、ある一定のパターンがつくられてきます。これが習慣と呼ばれるものです。このような習慣が作られると、いちいち考えて行動しなくて済むので時間の節約になりますし、精神的にも疲れずにスムーズに行動ができるのです。これがいわゆる、こころの適応状態ともいえます。

  しかし、年末年始はどうでしょう。年末年始は、日本では一番大きな祝日です。仕事はお休みになり、新しい年を迎える準備をしたり、普段は会うことができない遠くにいる親せきや家族が集まる機会でもあります。それ自体は楽しいことですが、しかし、それに伴い、毎日の習慣が大きく崩れます。これにより心のバランスが崩れて、負担になることもあります。日々の生活の中の出来事が、私たちにどれくらいのストレスになるのかについて研究したアメリカの研究者は、休暇やクリスマスもストレスになることを指摘しています。日本では、クリスマスではなく、年末年始ということになるでしょう。また、新しい年を迎えるにあたり、過ぎてゆく年がどんな年だったか振り返ることで、こんなこともしておけばよかったと後悔の念が生じて、気持ちが後ろ向きになる危険もはらんでいます。このように、楽しい出来事も、ストレスになる可能性があることをこころに留めて、過ぎていく年を送り、新しい年をお迎えください。