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健康コラム
第四十三回 「携帯電話の使い方とこころの健康」(2016年7月)

   いまや、携帯電話の普及率は121%と100%を超え、持っていない人を探すのが難しいくらいです。それに伴って、携帯電話をはじめとしたインターネットの使い方が問題になってきています。「ながらスマホ」の事故やインターネットを駆使した詐欺など、多くの例が報告され、注意が喚起されています。

  最近、アメリカのイリノイ大学の研究者たちが、携帯電話をはじめとした携帯情報端末の使い方とこころの健康とについて興味深い結果を報告しています。300人以上の大学生を対象にして、彼らの携帯電話やインターネットの使い方、電子機器をなぜ使っているのかという理由とこころの健康を調査しました。その結果、インターネットや携帯電話の使い方が依存的であると答えた、いわゆるネット依存の学生ほど、うつ状態と不安の得点が高かったのです。それに対して、インターネットや携帯電話を使うのは、主に暇な時だけだと答えた学生では、上記のようなインターネットや携帯電話の使い方とうつや不安得点との間の関係は認められませんでした。 

  この研究は、インターネットや携帯電話の使い方とこころの健康との間に関係がみられたというもので、インターネットや携帯電話に依存することが、うつや不安を引き起こしたといった因果関係を証明するものではありません。また逆に、不安やうつ傾向が強い人ほど、実際の対人関係を避ける傾向にあり、その結果、インターネットや携帯電話に依存的になった、ということも考えられます。詳しい関係については、さらなる研究を待つ必要があります。

  私たちの生活を便利にしてくれる機器が開発されると、それに伴って予期しない問題も起きてきます。これからの社会では、その機器を生かす使い方のリテラシーを身につけることが必要になるでしょう。