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健康コラム
第四十八回 「親子関係の葛藤」(2016年12月)

  あなたは、自分の母親や父親、養育者と良好な関係が築けているでしょうか。

  1989年にスーザン・フォワードが「毒になる親(Toxic Parents)」という本を出版しました。1999年に日本でも翻訳されています。この頃から「毒親」という言葉がインターネットや書籍を通してよく聞かれるようになりました。それらの詳細は今回述べませんが、それだけ自分の親との関係に悩む人が大勢いるということの表れとも言えるでしょう。では、どうすればいいのかが重要ではないでしょうか。というのは、「毒親」だとラべリングをして、親を責めるだけでは物事は解決しないし、そう無理に納得させたところで自分の不調が改善するわけでもありません。厳しいようですが、親との関係によって苦しんでいるのが自分であるならば、自分がそれに取り組まねばならないのです。

  親の影響には多種多様なものがあるでしょう。例えば親の考え方の癖がそのまま自分の考え方の癖になっていたり、いくつになっても親に認めてもらえるかどうかが行動の判断基準になっていたり。そういった親の影響によって「~させられてきた」状態であるならば、自分の意思で「~していく」というシフトチェンジをすることが必要です。しかし、そう簡単にできることではありません。自分が親との関係で悩んでいることに気づいたら、いくつか書籍を読んでみる、カウンセリングを受けてみる、親の言動を客観的に眺めてみるなどに取り組んでみましょう。決して一人で取り組まねばならないということはなく、誰かの助けを借りながら取り組めばよいのです。

  残念ながら「親を許せばよい」「家を出ていけばよい」「縁を切ればよい」などという、わかりやすい答えはありません。一言で親子関係といっても、親子の数だけその関係は様々だからです。親を許すことで生きやすくなる人もいれば、一切のかかわりを絶つという方法が合っている人もいます。親から何を受け取ったかを整理し、自分が今後の人生でそこから何を選び、残していくのか、そして何を新しく掴み取っていくのかは、自分が決められるという感覚が持てればすこし楽に生きられるでしょう。

  親を憎みながら愛していたり、拒絶しながらそばにいたり、そういった二つの相反する思いがあって当然で、だからこそ難しい関係になるのでしょう。親子関係に葛藤を抱えている人はこのコラムを自らの親子関係を振り返るきっかけにしてください。