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健康コラム
第五十一回 「人はなぜ眠るのか」(2017年3月)

  人は平均すると、1日7時間から8時間眠っています。子供はもっと長く眠りますし、高齢になると睡眠時間は短くなる傾向があり、睡眠時間は年齢によって変化します。また、睡眠時間には個人差があり、8時間以上眠らないとスッキリしないと言う人もいれば、5~6時間で平気という人もいます。しかし、トータルすると私たちはおおよそ生涯の1/3を眠って過ごしているのです。最近の研究から、質のよい眠りは、私たちの健康や長生きにつながることを裏付けるデータが次々と報告されてきていて、2014年9月のコラムでは、質のよい眠りをえるためにはどのようにしたらよいかについて紹介しました。その時にもふれましたが、人がなぜ眠るのかは、これまではっきりとはわかっておらず、一般的な説明としては、眠ることで心身ともに休息し、起きている間に生じた様々の不具合を回復しているというものでした。しかし近年、アメリカのニューヨーク州にあるロチェスター大学の神経学者が、人が眠っている間に脳内でどのようなことが起きているかを調べました。そうすると、寝ている間に、脳の中では、起きている間にたまった老廃物を除去していることがわかりました。脳細胞が収縮して、間のスペースにたまっている有害物質を体液が洗い流す様子が観察されたのです。すなわち、神経から電気信号が発信されて、定期的に脳内を洗い流しているというのです。この、いわゆる、「お掃除」が正常に行われないと、有害物質が健康な脳細胞を破壊し、脳細胞同士の連絡が悪くなって、記憶障害が起きたり、考える機能が影響を受けたり、感情の調整がうまくいかなくなったりして、脳細胞の老化が進みます。そして、認知症などの疾患を生じるというのです。

  いかがでしょうか、現代社会に生きる私たちは、SNSなどのネット環境の中で睡眠を犠牲にしてはいないでしょうか。先月から「プレミアムフライデー」が実施されていますが、これを機に、ゆったりとした夜の時間を過ごして、上手に睡眠をとって、脳細胞の健康にも気をつけてみるのはいかがでしょうか。