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健康コラム
第一回 「復興期のこころの状態」(2013年1月)

 東日本大震災からもうすぐ2年が経ちます。いわきに住む私たちの生活は、この震災によってさまざまな影響を受けました。時間の流れとともに形は変わったとしても、今もそれは続いています。天災である大震災と津波は、時や場所や人を選ばず、突然襲い、私たちが当たり前と考えていた日常生活を無残にも奪い取ってしまいました。そして原子力発電所の事故による放射線の影響に対する不安は、今も解決されていません。その傷跡の大きさに、目の前に見えている光景が現実のものと受け止めることができず、茫然とした人も多かったと思います。

 しかしあれから私たちは、少しずつ生活を立て直すために歩んできました。そして復興への歩みはこれからも続いていくことでしょう。大震災時も、そしてその後も、周りの状況が変わると、それによって私たちのこころの状態も影響を受けます。人のこころは、環境の変化に影響を受けやすいからです。

 このコラムでは、いわきで避難生活を送る方やいわき市民のみなさまのこころの健康に役立つ情報を毎月お届けしていきたいと思います。

 まず初回の今回は、大震災後の復興期の精神的な状態について解説したいと思います。

 図1にみるように、災害によって、誰もが多かれ少なかれ精神的な打撃を受けます。それは、災害そのものによる命の危険にさらされる恐怖体験だったり、災害によっていろいろなものを失う喪失体験だったり、避難などの二次的な生活の変化の体験だったりします。それらの打撃は、誰にでも起こる正常な反応です。そして、どれくらいかかるかには個人差がありますが、その打撃は徐々に薄れ、一般的には生活の復興とともに立ち直ってきます。

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 図2にみるように、生活を再建して、精神的に立ち直っていく人たちがいる一方で、取り残され感を強め、孤立してしまい、さまざまな問題を抱える場合もあります。このような状態が疑われる場合には、我慢せずに、身近な人に相談したり、保健所を始め専門機関に早めに相談してください。また、周囲にこのような人がいる場合は、話しを聞いてあげたり、専門機関への相談を勧めてください。

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引用文献

外傷ストレス関連障害に関連する研究会 金 吉晴 (編) (2006). 心的トラウマの理解とケア 第2版 じほう